小1の壁にぶち当たり、退職しようかな、でも後悔しないかなと悩んでいませんか。
小1の壁は高いですよね。わたしもものすごく悩みました。
退職して2年経ちましたが1ミリも後悔しておらず、むしろ「退職して本当によかった」と心から思っています。
退職してよかった理由と、踏み切れた理由をまとめました。
少しでも、あなたが納得して前に進められるようになれれば幸いです。
この記事の目次
小1の壁とは

保育園のときと違い、
・登校時間が遅い(我が地域は、8:00~8:15の間に登校)
・帰宅が早い(ちなみに我が地域の学童保育は最長19時)
・保護者が参加する催し物が平日にある
などが理由で、仕事との両立が難しいことを指します。
そのほかにも、
・学校で出される宿題のフォロー
・環境の変化で精神面のフォロー
と小学校に上がるとこれまでと違った親の役目が求められます。
そういった部分も小1の壁に含まれるでしょう。
正社員を退職してよかった5つの理由
「学校いきたくない」に寄り添うことができた

つい最近まで年長さんだった子どもが、まったく新しい環境にひとり放り出されます。
環境にすぐ慣れる子もいれば、1年かかる子もいます。
どちらにせよ、「まだ安定しない時期に、親のサポートは不可欠」だとわたしは感じました。
なぜそう感じたのか。我が子が「学校行きたくない」と言い出したからです。
息子は、誰とでも仲良くできる積極的なタイプだからです。
青天の霹靂とはこのこと……「学校いきたくない」は突然来るのですね……
最初はGW明けでした。
学校いきたくない理由は、授業がつまらないから。
しかし、毎日少しずつ学校で誰となにして遊んでいるのか聞いてみると、
「心を開いて遊べる友だちがいない」ことを突き止めました。
担任との面談でも「積極的に話しかけて遊んでいる」と聞いていましたが、心から楽しんで遊んでいるわけではなかったようです。
5月は早退してみたり、朝グズってみたり。夏休み明けも分散登校明けも、なかなか大変でした。
その間「学校いきたくない」と思う理由を、息子と一緒に話し合うようになりました。
学校での楽しみの見つけ方を2人で案を出し合ったり、学校で初めてできたことを大いに息子に語ってもらう時間を設けたり、色々試行錯誤しました。
もし、あのまま仕事を続けていっていたら、
朝グズる息子に「また行きたくないとか言って!!お母さん、仕事遅刻しちゃうよ!ほら、早く準備して!!」と息子に寄り添う時間も心の余裕もなかったと思います。
私に時間と心の余裕ができたことで、しっかり息子に寄り添うことができたと思います。
いまは、「心を開いて遊べる友だち」が見つかり、楽しそうに帰ってきます。
朝のバタバタとイライラを解消することができた

朝は時間との闘いですよね。何時何分の電車に間に合わなければアウト!というボーダーがある方もいます。
まさにわたしもそうでした。
「早くして~」「ほら、お熱測ってよ!歯まだ磨いていないの!」「あと5分で家でるよ!なにしてるのよ」だいたい毎日このセリフ言っている気がします……
出勤時間に間に合わせようと思っていたら、毎朝怒鳴っていただろうなと思います。
退職して、働き方が変わった今も息子の対応は大変です。時計を見て行動できているようで、できていないし、
すんなり、学校行く方が少ないかもしれません。
しかし、わたし自身の時間の制約があるわけではないので、笑顔で子どもに「いってらっしゃい」が言える余裕が持てました。
真っ先に学校帰りの子どもの様子を知ることができた

保育園と違い、学校の様子は子どもの口から聞かされます。
そのため情報源は子どものみになるので、できるだけ子どもから情報を引き出さなくてなりません。
帰宅から時間が経ってしまうとゲームやテレビの情報で子どもの頭はいっぱい。
質問したところで「忘れたー」と言われる始末。
わが家では、息子が帰宅してすぐに
記憶が新鮮なうちに!学校のお手紙だけではわからない情報は結構多い!学年が上がるとさらにそう感じます。
帰宅後の顔って、いろんなことを語ってくれるなと感じました。我が息子が顔に出やすいタイプなのかな。
悪口を言われたこと、上級生にわざとボール当てられたこと、ケガしたことも全てその日に判明できました。
子どもが詳細を忘れないうちに聞き出せたことで、のちに問題を解決する糸口に。
このとき、「おかえり」と迎えられる環境にしておいてホントに良かったと感じました。
コロナによる夏休み延長、分散登校の対応ができた

夏休みの延長を聞かされたのは始業式4日前。夏休み明けは分散登校が決まり、その連絡も開始4日前でした。
いや~緊急対応なので仕方ありませんが、会社員だったら確実に部署メンバー全員に迷惑がかかっていただろうと思いました。
前職はシフト制(出向や公休がバラバラ)だったので、シフト変更をお願いせざるを得なかったでしょう。
幸いにも退職後は在宅ワークをしているので、自宅でのオンライン授業対応もバッチリでした。
自宅での授業態度や発言内容も聞けたので、いい機会でもありました。ただお昼でオンライン授業は終わったので、在宅ワークしながら息子の相手は難しかったですね……
子どもの習い事を継続することができた

息子(年中)の習い事をスタート。1年だけと決めて始めましたが、振替が割と自由だったので、わたしが2人目の育休から仕事復帰しても夫と協力して継続していました。
しかし、息子の生活リズムが整わないと気づきました。
毎週固定の日に習い事に行っていないので、「え~今日、習い事あるの!!やだー」と何度予定を伝えたところで、心は追いついていなかったようです。
子どもにとってルーティンって結構大事!
どんどん習い事への情熱はなくなっていきました。辞めさせてもいいかと思いましたが、行くと楽しそうにやっており、行くまでが億劫の様子。
習い事に行く日を固定化してしまえば、お互い楽だろうと感じました。ただわたしも夫も固定休ではないため、頭を抱えました。
退職して自由な働き方になったおかげで、いまは固定日に習い事に行くようになりすんなり習い事に通えるように!
あの時、習い事を辞めなくてよかったと感じました。
正社員を退職するのに不安はあった
お金の不安

もちろんお金の不安はあります。いまでもそうです。
住宅ローン、日々の生活費、学費、習い事の月謝など。
子どもが大きくなれば、お小遣いやケイタイ代、部活動の道具など毎月大きな額が動きます。
まずわたしがやったことは、固定費の見直し、保険の見直し、海外投資を始めました。
1年で数万円節約することができています。詳しくこちらの記事にわたしの家計も生々しく載せてあります。ご参考にどうぞ。【お金が増える】ワーママ辞めたい……でもお金がない|今からできる5つのこと
ただ、ある程度の現金収入はほしいと感じました。
そのため、育休中からWEBライターのスクールに入会したり、Youtube動画でブログの勉強をしたり、寝る時間を削ってやっていました。
退職後は、クラウドワークスで覆面調査をしたりアンケートに答えたり、別ブログを立ち上げ運営しています。
2人目の子どもの退園危機
退職したとき2歳の長女は保育園に通っていました。もちろん専業主婦になれば退園となります。
しかし、それは避けたい!なぜなら上記にも書いたように、ある程度現金がほしかったからです。そのため在宅ワークすることを決めていました。
退職日に「開業届」を提出して個人事業主になりました。結果、変わらず同じ保育園に通い続けることができています。
再就職への不安

自営業がうまくいかず家計崩壊するならば、やはり外に働きにでなくてはいけません。
ましてやコロナ禍で求人は減っているでしょう。夕方までの仕事は人気で求人すらないかもしれません。
後がない……外に働きにいくとしても社会で通用するような実績やスキルを今のうちに身に着けようと、いま奮闘中です。
個人事業主については、この記事で語っています。【体験談】転職に成功した3名のワーママに「どうやったの?」と聞いてみた
それでも退職に踏みきった理由
たくさんの不安はありました。しかし、仕事を続けながら子どもをサポートすることに限界を感じていました。
以下、3点が大きな理由で退職に踏み切ました。
子どもの脳は、睡眠時間と親子のコミュニケーション量で決まるから
もう少し背景が知りたいという方はこちらの記事をどうぞ【体験談】2人目の育休明けから半年で退職した本当の理由
子どもの脳は、睡眠時間と親子のコミュニケーション量で決まるから

わたしは職業柄子どもの教育や発達についてある程度の知識があります。
そのため、子どもの睡眠時間をしっかり確保しなくては、大変なことが起きるとわかっていました。
睡眠不足でおこること
・慢性的な疲労
・精神的に不安定
・自律神経の乱れ
・集中力、注意力、記憶力の低下
・成長ホルモンの分泌量が減る
どれだけ睡眠が大事か、「 母子健康協会:子ども達の脳と体の発達 」で教授である成田先生は『何が何でも8時には寝かしつけ、7時までには起こす。それ以外は生きていればOK』と語っています。
極端な意見かもしれませんが、それくらい睡眠は大事なのです。
また、親子のコミュニケーションは子どもの脳の発達を促す研究結果がでました。
抜粋:東北大学加齢医学研究所の研究グループは、親子で過ごす時間が長いほど、言語的理解や非言語的コミュニケーションの理解などに関わる脳の「右上側頭回」の発達性変化や言語理解機能に好ましい影響を与えることを確認したと発表した。
親の勤務時間や接する時間によって、子どもの成長を妨げることもあります。
睡眠時間と子どもの成長をサポートするために、19時に帰宅する生活を選択せず退職へ踏み切りました。
自分のストレスが原因で、子どもと夫に八つ当たり
わたしは、仕事のストレスを抱えるようになりました。
そのため、朝の支度がスムーズにいかないとき、夫が家事をするのが遅いとき、すべてのできごとにイラ立つようになっていったのです。
そしてついに、わたしの都合のよいタイミングで、すべて進行できなかったら怒るようになりました。ようは自分の都合通りにならないとキゲンが悪くなるヤツに変貌。
子育てなんて自分の思い通りにいくことなんて100%ないとわかっていても、それでもイライラは止められませんでした。
もうわたしヤクザかな?と思うほどの言葉遣いと大声で怒鳴るようになりました。
極めつけは、4つも離れている妹に同じように怒鳴るようになった息子に愕然。
大きい声で怒ることは、子どもの脳にものすごく悪影響を及ぼします。このままではわたしのせいで、家族全員共倒れしてしまうと恐怖すら覚えました。
会社員ではない働き方を見つけたから
育休中にみたYoutube動画で、会社員ではない働き方があることを知りました。長男が小学生になったら、いまの会社で働きつづけることは難しいとわかっていました。
そのため、働き方についての情報収集はポツポツしていたのです。
当時見ていた動画がこちら。
チャンネル登録者数が180万人以上!両学長 リベラルアーツ大学
このチャンネルで、固い頭をやわらかくしてもらいました。
まとめ
保育園とは別世界の小学校。わが子はどうなってしまうのか正直小学生になってみないとわからないことです。
子育てしながら、仕事ができる環境ではなかったこともありスッパリ辞めましたが、本当に退職してよかったと思います。
以下辞めてよかったと思った5つの理由です。
たくさんの不安もありましたが、以下3つの理由も重なり退職に踏み切りました。
子どもの脳は、睡眠時間と親子のコミュニケーション量で決まるから
あなたはどうしたいですか?
後悔しないかな?よりも「どうしたら家族が幸せになれるかな?」と問いかけてみたらいかがでしょうか。
答えはすぐみつかるかもしれません。